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執筆者の写真Amagirasu

[#2] 変数と条件分岐 – Unityでのプログラミング入門

更新日:10月6日


変数と条件分岐

はじめに

こんにちは、アマギラスです。

前回の記事では、Unityを使った簡単な出力方法について解説しました。今回は、ゲーム開発に欠かせない「変数」と「条件分岐」について紹介します。これらは、ゲームにおけるデータの管理や、プレイヤーの操作によって結果を変えるために重要な要素です。


【目次】


 


1. 変数とは?

変数とは、データを一時的に保存しておくための「箱」のようなものです。例えば、プレイヤーのスコアや体力、ゲーム内の時間など、さまざまな値を変数で管理します。


変数の宣言と代入

変数を使うには、まず「宣言」し、次にその変数に値を「代入」します。以下はC#での変数の基本的な使い方です。


変数宣言と条件分岐画像1

上記の例では、playerScoreという整数型の変数と、playerHealthという小数型の変数を宣言しています。これらの値は後ほどゲームの進行に応じて変化させることができます。



 

2. 条件分岐とは?

条件分岐は、プログラムの中で「もし◯◯ならば◯◯をする」といった判断を行うためのものです。プレイヤーが一定のスコアに達したらボーナスを与えたり、体力がゼロになったらゲームオーバーにしたりする際に使用します。


if文を使った条件分岐

最も基本的な条件分岐はif文です。次の例では、プレイヤーの体力が50未満かどうかをチェックし、その結果に応じてメッセージを表示します。


変数宣言と条件分岐画像2

上記の例では、プレイヤーの体力が50未満の場合、「Warning! Player health is low.」という警告メッセージが表示されます。それ以外の場合は「Player health is stable.」と表示されます。




 

3. else if文を使った条件の追加

条件が複数ある場合、else if文を使ってさらに条件を追加できます。


変数宣言と条件分岐画像3

この例では、体力が80より大きい場合には「Player is in great condition!」と表示され、50より大きい場合には「Player is doing fine.」、それ以外は「Player health is low, be careful!」と表示されます。こうして、状況に応じて異なる結果を出力することができます。



 

4. 実践:プレイヤーのスコアと体力を管理する

最後に、これまで学んだ変数と条件分岐を使って、プレイヤーのスコアと体力を管理する例を紹介します。


変数宣言と条件分岐画像4

このコードでは、スコアを加算し、その後プレイヤーの体力に応じてメッセージを出力しています。ゲームの進行状況に応じたメッセージを表示できるため、実際のゲーム開発でも非常に役立ちます。


 


まとめ

今回の記事では、Unityでの変数の使い方と条件分岐について学びました。変数を使ってゲーム内のデータを管理し、条件分岐でゲームの挙動を変えることができるようになると、より複雑で面白いゲームを作ることができるようになります。

次回の記事では、ループ処理やユーザー入力を扱う方法について解説していきます。ぜひ一緒に学んでいきましょう!


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